ニフティの売却報道が世間を賑わせています(関連記事:富士通、ニフティ売却報道に対し「『手続きに入った』事実はない」)。NECによるビッグローブ売却が1月末ですから、報道が事実なら、ニフティよ、おまえもかといったところでしょうか。

 富士通やNECのような企業にとって、ニフティやビッグローブのようなISP(インターネット接続事業者)は、本業との相乗効果が見込みにくく、スマートフォンの普及などでの成長性が陰っている、というのは事実です。経営としては合理的な判断なのでしょう。

 ビッグローブ売却が話題になっていた時点で、ニフティが後に続く可能性がある、という話を聞くことはありました。それでもパソコン通信最大手だったニフティが売却されると聞くと、考えさせられるものがあります。これもポストPC時代の訪れを示す出来事なのでしょうか。