[3]「山手線トレインネット」が無料Wi-Fiをやめた理由へ戻る

 本特集ではこれまで3回にわたって、地下地上の“乗り物Wi-Fi”について、利用者にとってのメリットと事業者にとっての狙いを概観してきた。

 ここに挙げたサービス以外にも、乗り物Wi-Fiが使える場所は大きく広がっている。以下に主なものを一覧表で示す(表1)。駅のホームや待合室などで使えるものはさらに多数あるので、ここでは車内のWi-Fiに限定した。

主な鉄道・バスの車内Wi-Fiサービス

表1●主な鉄道・バスの車内Wi-Fiサービス(2014年5月時点、日経コンピュータ調べ)
鉄道・バス事業者
(関連記事/公式ページへのリンク)
対象路線・車両バックホー
ル回線
プロバイダー
函館市交通局
公式
路面電車全車両、空港連絡バスなどWiMAXau
首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)
関連記事
秋葉原駅~つくば駅間を直通する全車両独自無線do
東日本旅客鉄道(JR東日本)
関連記事/公式1公式2
特急成田エクスプレス、スーパーひたち、フレッシュひたちの新型車両WiMAXau
京成電鉄
関連記事/公式1公式2
特急スカイライナーの新型車両、成田スカイアクセス線の一部車両WiMAXau
小田急電鉄
関連記事/公式
特急ロマンスカーの一部(EXE型7編成)WiMAXau
東京都交通局
関連記事/公式
都バスの全路線・全車両(約1450台)LTE(Xi)フリー、do
東京空港交通
公式
空港リムジンバス全車両WiMAXau
東京モノレール
関連記事
全車両WiMAXau
京浜急行電鉄
関連記事
2100形の一部、順次全車両に拡大予定WiMAXau
(訪日外国人向け無料サービスも)
相模鉄道
公式
一部の高速バスWiMAXau
東武鉄道
公式
野田線の新型車両WiMAXau
東海旅客鉄道(JR東海)
関連記事/公式
東海道新幹線の一部車両(N700系、N700A系)漏洩同軸ケーブルdo、au、SB
広島電鉄
公式
路面電車・バスの全車両WiMAXau
西日本鉄道
公式
高速バス「Lions Express」WiMAXフリー、au
プロバイダーはau=au Wi-Fi、do=docomo Wi-Fi、SB=Softbank Wi-Fi、フリー=登録不要・無料。異なるプロバイダーでも「ローミング」で相互に利用できることがある。「全車両」としているものでも一部の特殊車両運用時や故障などの場合にWi-Fiを利用できないことがある。