いよいよ、2014年4月9日のWindows XPサポート完全終了まで残すところわずかとなった。日経トレンディネットをご覧の方はご存じかと思うが、どういうことか簡単に説明しよう。

 マイクロソフトの「Windows XP」は2001年10月、今から実に12年以上前に登場したパソコン用のOSだが、数多くのパソコンに搭載されて現役で稼働している。最新のWindows 8から数えると3代前のOSだ。これまでマイクロソフトはこのWindows XPに対してセキュリティーアップデート(ウイルスや悪意のある「マルウエア」と呼ばれるプログラムなどに対応するアップデート)を提供し続けてきたが、それが2014年4月9日に完全に終了してしまうのだ。

マイクロソフトのWindows XPサポート終了に関するお知らせのページ
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 4月9日以降もWindows XP搭載パソコンを利用することは可能だが、セキュリティーホールを突くウイルスやマルウエアに対しては“丸裸”になってしまう。安心して安全にパソコンを使いたいのであれば、Windows XP以降のOSにバージョンアップするか、新しいパソコンに買い替える必要があるというわけだ。

 そこで選択肢に上がってくるのが「パソコンの購入」か、「Windows OSの購入」の2つだ。Windowsの場合、Windows 7、8、8.1といった選択肢がある。せっかくなら最新のWindows 8.1にしたいところだが、Windows XPのユーザーインターフェースに慣れた人にはWindows 7の方が使いやすいといわれている。