ストレージ仮想化は、ストレージの容量や構成などを柔軟に管理できるようにするための仕組みである。従来は、ストレージ装置にゲートウエイとして追加するアプライアンス型の製品が主流だったが、最近になってソフトウエアベースの製品が相次いで登場している。こうしたソフトウエアベースのストレージ仮想化は、「ソフトウエア・デファインド・ストレージ(SDS)」とも呼ばれ、注目を集めている。

 例えば、ストレージ大手のEMCジャパンは、2014年3月にSDS製品の「ViPR」の新版を投入。仮想化技術大手のヴイエムウェアも、SDSの一種でサーバー内蔵ディスクを有効活用するためのソフト「Virtual SAN(VSAN)」を2014年3月に投入した。