ヤマダ電機は2014年4月3日、米ペイパルと提携しスマートフォンアプリを使って「顔パス」で決済が完了する「ペイパル チェックイン支払い」の実験サービスを開始した(写真1)。国内の大手量販店が顔パス決済を導入するのは、これが初めてだ。
利用者がアプリ上で事前登録を済ませておけば、店頭で現金やクレジットカードを出さずに買い物ができる。「売り場ですぐに決済して、レジで顧客を待たせる時間を短縮したい」とヤマダ電機IT事業本部EC事業部の茂木弘執行役員兼事業部長は意気込みを語る。
ヤマダ電機LABI渋谷で4月30日まで、専用レジカウンターを設置する(写真2)。顧客の利用動向や運用上の課題を分析し、今年夏をめどに首都圏の数店舗に展開。その後1年程度で、全国の店舗で利用できるようにする計画だ。
まずはペイパルのアカウントを開設し、スマホアプリ上で顔写真を登録しておく。その後ヤマダ電機LABI渋谷に行き、アプリを起動して「チェックイン」操作を行う(画面1、画面2)。