メガネ型ウエアラブルとして登場したGoogle Glassを、どう活用すべきなのか、多くの企業や個人がキラーアプリを模索している。このレポートで最新のGoogle Glass活用法をコラージュ風に分析する。ここにはGoogle Glassで事業展開するためのヒントが詰まっている。

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居眠り運転防止アプリ

 新興企業から、Google Glassで居眠り運転を防止するアプリが登場した。これは「DriveSafe」と言う名称で、アプリが運転中にドライバーの居眠りを検知すると、音声で警告メッセージを出し、注意を喚起する。これはディスプレイにも表示され(上の写真)、カードをタップすると、休憩所までの道順が示される。

 アプリはグラスの赤外線カメラと傾きセンサーでドライバーの状態をモニターする。居眠りの前兆を検知すると、警告を発する。グラスを居眠り検知センサーとして利用するアイディアだ。そもそも運転中にGoogle Glassを使用できるのか、まだ公式見解は出ていない。

 カリフォルニア州サンディエゴで行われていた交通裁判では、Google Glassをかけて運転した女性に対し、無罪の判決が下された。運転中にGoogle Glassディスプレイがオンであったことを証明できない、という理由からである。ではディスプレイがオンであったらどうだったのか、グラスに対する安全評価は続いている。