写真1●ビジネスホテルの電源は限られている。有線LANポートがあるのは一般的だが、電源の差し込み口が少ないのもよくあることだ。
写真1●ビジネスホテルの電源は限られている
有線LANポートがあるのは一般的だが、電源の差し込み口が少ないのもよくあることだ。
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 ノートパソコンなどバッテリーを搭載する機器にとって充電は生命線。出張などでホテルに泊まる場合は、必ず充電したいところである。しかし、ホテルの部屋では電源アダプターを挿せる”差し込み口”の数は少なく、全ての機器を同時に充電できるとは限らない(写真1)。一方、充電を必要とする機器は増える一方だ。ノートパソコン、スマートホンに加え、タブレット、デジカメ、モバイルルーター、モバイルバッテリー、携帯音楽プレーヤー、電気シェーバーなど、人によってはかなりの数になる。

 ホテル用のWi-Fiルーターを持って行ったのはいいが、電源の差し込み口が足りなくて、Wi-Fiルーターを使うと、スマートフォンの充電ができない、といったジレンマに陥ることもある。

モバイルに便利なOAタップを持っていこう

写真2●モバイル用のOAタップ。プリンストンテクノロジーの「PPS-UTAP3」。薄型だがUSBポート付き。
写真2●モバイル用のOAタップ
プリンストンテクノロジーの「PPS-UTAP3」。薄型だがUSBポート付き。
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 そんなときに頼りになるのが、電源の差し込み口を増設するOAタップである。OAタップを持ち歩くのか?と思う方々もいるかもしれないが、最近は持ち運ぶことを考えたモバイル用の製品が、多数登場している。

 モバイル用の製品は、軽量小型でプラグ部分を収納できるスイング式を採用するなどの特徴がある。さらに、増設する差し込み口の数や、形状などにも工夫があり、製品によっては充電用のUSBポートを備えたものやUSBハブ機能を備えたものもある(写真2)。価格は1000円前後の小型で手ごろなものから、4000円近くする高機能なものまであり、旅先で手軽に充電したいといった用途から、出張先でもオフィス並みの環境を整えたい、といった用途まで、様々な要求に応えてくれる製品が登場している。

 なお、本記事では2014年4月上旬に大手家電量販店で調査した8%の税込み価格を実勢価格として掲載した。