DMPを巡る4つの課題、今回は「プライバシーへの配慮」について考えてみよう。

 プライベートDMPに関連するプライバシーへの配慮と聞いて、容易に想像できるのは、個人に関する情報を、法的保護もしくは当事者の事前同意に基づく管理・運用で担保する「物理的側面」であろう。

 ただ、マーケティングを実践する上では、もう1つの側面にも配慮が必要である。

 それは個々人のニーズに即した、気の利いた対応を担保する「心理的側面」である。