さて、問題です。以下の「なぜ」のつながりを見て、みなさんはどう思われますか。
一見、良さそうにも思えますが、既にこの段階で話が飛んでしまっています。なぜなぜ分析としては失格になります。
どうしてかというと、物事の「つながり」を無視した展開になっているからです。
考えてみれば当たり前なことですが、フロントガラスに接しているのは人ではなく、空気です(フロントガラスに人が張り付いているのであれば、それで構いませんが)。
従って、窓が曇る原因として、まずは空気に関することを挙げておかなければなりません。以下のような具合に。
設備や作業のトラブルを分析する場合でも同じで、つながりを見落とさずに「なぜ」を展開することです。これが緻密な分析につながり、今までたどり着けなかった複数の原因を探り当てることにつながるのです。
まとめ |
物事の「つながり」を無視した分析は話が飛んでしまっていて、なぜなぜ分析としては問題がある。つながりを見落とさないようにするべきだ。 |