e2fsck(8)
ファイルシステムをチェックする
構文
e2fsck [オプション] DEVICE
オプション
-b SUPERBLOCK | 通常のスーパーブロックの代わりに代替スーパーブロックのブロック番号SUPERBLOCKを指定する(スーパーブロックが壊れた場合) |
-c | badblocks(8)を使って不良ブロックを検索し、見つかった不良ブロックにはファイルやディレクトリとして確保されないようにする |
-d | デバッグ情報を出力する |
-f | ファイルシステムにcleanマークが付いていても強制的にチェックする |
-j JOURNAL | 対象ファイルシステムの外部ジャーナルの場所JOURNALを指定する |
-k | badblocks(8)を使って発見された不良ブロックを既存の不良ブロックリストに追加する(-cと併用) |
-l FILE | ファイルFILEにリストされているブロック番号を不良ブロックリストに追加する |
-n | ファイルシステムに変更を加えない(チェックのみ) |
-p | 問い合せなしで自動的にファイルシステムの修復を行う |
-t | タイミング統計を表示する |
-y | すべての問い合せにyesと応答する |
-v | 詳細に出力する |
-B SIZE | ブロックサイズSIZEを指定してスーパーブロックを検索する |
-C FD | 指定したファイルディスクリプタFDに作業状況を書き出す |
-D | ファイルシステム内のディレクトリを最適化する |
-L FILE | ファイルFILEにリストされているブロック番号を不良ブロックリストとする(既存の不良ブロックリストはクリアされる) |
DEVICE | デバイスファイルを指定する |
説明
ext2/ext3/ext4ファイルシステムの整合性をチェックし、修復する。マウント中のファイルシステムに対してはこのコマンドを実行しないようにする(修復をかけるとファイルシステムが壊れる恐れがある)。
使用例
/dev/sda5のファイルシステムをチェックし、問題があれば自動的に修復する。
# e2fsck -p /dev/sda5
関連事項
fsck