SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)については「汎用情報系SaaS部門」「汎用業務系SaaS部門」「特定業種業務向けSaaS部門」の3部門を設定し、それぞれで評価を行った。今回は3部門合計で170サービスのエントリーがあり、総合スコア62.5以上のベストサービスは23サービスであった。

 評価項目は8分野にわたり36個ある。総合スコアは3部門それぞれで算出。今回から「サポート時間」に対する評価項目を変更しており、変更内容は「クラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)部門」と同じである。

汎用情報系で11サービス選出

 汎用情報系SaaS部門では、企業・組織における汎用的な業務の遂行を間接的に支援するサービスを評価した。グループウエアやWeb会議、eラーニング、セキュリティ、ワープロ、表計算、BI(ビジネスインテリジェンス)などの機能を提供するSaaSが対象。今回は75サービスのエントリーがあり、その中からネットラーニングの「Multiverse(マルチバース)」など11サービスがベストサービスとなった(図2)。

図2●汎用情報系SaaS部門のベストサービス
図2●汎用情報系SaaS部門のベストサービス
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 ベストサービスで比較的満点が多い評価分野は「サービス内容」と「実績」である。「サービス内容」では利用可能なクライアント種別を評価しており、11サービス全てが満点を獲得した。国内および全世界の法人ユーザー数を評価する「実績」は半分以上の6サービスが満点を得ている。