
極言暴論スペシャル!
目次
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保守運用の現場は「限界集落」、塩漬け技術者が去ればおしまい
IT企業が顧客を見限る!
ひどい状態だ。ユーザー企業のシステムの保守運用業務からITベンダーが撤退する動きを捉えようと企画した特集だが、調査から浮かび上がったのは、予想以上に進む保守運用の現場の劣化と、客先に塩漬けにされた技術者の姿だ。保守運用の現場は「限界集落」と化しており、まもなく大惨事となりそうだ。
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日本を代表する製造業でも、ITベンダー撤退の危機が迫る
IT企業が顧客を見限る!
ユーザー企業が丸投げしていたシステムの保守運用業務からITベンダーが撤退する動きが加速している。「極言暴論スペシャル!」ではアンケート調査を基に、ITベンダーが撤退に至った保守運用の現場の悲惨な実態を明らかにする。今回は、ユーザー企業関係者の証言からIT部門の様々な問題点をあぶり出す。
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「昇給なしで成長もできない」、 客先常駐SEの境遇はつらい
IT企業が顧客を見限る!
顧客の理不尽に耐えかねて、システムの保守運用業務から撤退するベンダーが相次いでいる。その実態を調べるため、ベンダーとユーザー企業の関係者にアンケート調査を実施した。今回は、保守運用業務における下請け構造の問題や、常駐技術者のキャリア形成や給与に関わる問題の実相を探る。
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システム保守運用の崩壊、ベンダー「客に泣きつかれたが撤退を決断」
IT企業が顧客を見限る!
理不尽な要求を繰り返すユーザー企業を見限り、システムの保守運用業務から手を引いたITベンダーの関係者のコメントは辛らつだ。アンケート調査を基に保守運用からの撤退の動きについて、その広がりや背景を分析する。今回は、具体的な撤退事例や意見を寄せたITベンダー関係者の声を中心に紹介する。
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「撤退」が3割、システム保守運用の仕事
IT企業が顧客を見限る!
久しぶりに「極言暴論スペシャル」をお届けする。今回は、ユーザー企業のIT部門から丸投げされていたシステムの保守運用業務からITベンダーが撤退する動きにについて、読者アンケート調査結果について報告する。その結果は、多くのIT部門にとって背筋が凍るようなものとなった。
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崖っぷちITムラ社会 -[3]ユーザーロックイン、奴隷心理の罪と罰
この記事のタイトルを見て、「ベンダーロックインの間違いじゃないの?」と思った読者は多いだろうが、これで正しい。ユーザー企業とITベンダーの関係における大きな問題は、ITベンダーによるユーザー企業のロックインではなく、その逆、ユーザー企業によるITベンダーのロックインではないかと私は考えているのだ。
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崖っぷちITムラ社会 -[2]若者を騙す「保守運用は大事」の嘘八百
最近JISA会長に就任した横塚さんとの対談にインスパイアされて書くことにした「極言暴論スペシャル!」。2回目はシステム保守の問題を書く。横塚さんがIT部隊のトップを務めた東京海上日動火災保険などの金融機関は、保守業務で膨大なカネをIT業界に落とし続ける。そのことがIT業界に大きな構造問題を生じさせ…
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崖っぷちITムラ社会 -[1]世間知らずのベンダーとIT部門の大罪
東京海上日動火災保険のIT部隊のトップを務め、ご意見番としても知られた横塚裕志さんが、なんとJISA会長に就任した。SIerなどが集まる業界団体、人月商売と多重下請けの総本山のトップだからビックリである。横塚さんはIT業界の変革を促そうとしているが、果たしてそんなことが可能か。エールを込めつつ暴論…