直井研究員(以下直井):所長! こんな質問が来ていますよ。

不快になるメールについて
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平野所長(以下平野):なるほどね。

直井:相手にそんなつもりはないのかもしれませんが、あえて書かなくてもいいのになって思うことや、別の表現があるのでは? って思うこと、ありますよね。

平野:こういったイライラは相手との関係性や状況による問題だから、一概に「○○という表現は相手を不快にさせるから使わない方がいい」とは言い切れない。逆に言えば、どんな表現にも相手を不快にさせる“可能性”があるんだよ。

直井:難しいですね。

平野:「毎回、議事録作成お疲れ様です」という表現も、信頼関係のできている相手からであれば「毎回、本当にありがとう。議事録作成お疲れ様です。とても助かっています」と言われているように聞こえるかもしれない。でも、相手によっては、上から目線で評価するような言い方に聞こえて不快になる。

直井:ねぎらいの言葉がうまく伝わっていないケースですね。東さんの場合は、上司ではなく同期から言われたために、カチンときてしまったのかもしれませんね。声をかけた側はそんなつもりはなくても、相手がそう思えばそうなってしまいますよね。

平野:そういうことだよ。