shred(1)

ファイルを上書きし、完全に消去する

構文

shred [オプション] FILE

オプション

-f, --force必要があればパーミッションを変更する
-n, --iterations=N上書き処理をN回行う(デフォルトは3)
--random-source=FILEファイルFILEからランダムバイトを取得する
-s, --size=N上書き処理するサイズを指定する(単位はK/M/G)
-u, --remove上書き処理の後ファイルを削除する(デフォルトは削除しない)
-v, --verbose処理過程を表示する
-x, --exactファイルサイズを切り上げない(通常ファイル以外ではデフォルト)
-z, --zeroshred処理を隠すため、最後にゼロクリアする
FILE処理するファイルを指定する

説明

rmコマンドでファイルを削除しても復旧できる可能性がある。shredはファイルを何度も上書きして完全に消去し、復旧できないようにする。ただし、ジャーナリングファイルシステム等では効果が保証できない場合がある。

使用例

ファイルsampleを上書き処理した後に削除する。

$ shred -u sample

関連事項

rm