この連載では、「ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法」の電子書籍化を記念して、書籍を出したあとに私が得た気づきを交えながら、皆さんの英語ペラペラ化に向けた「再挑戦」の進め方を説明しています。

 前回(ダイエットができるなら英語ペラペラも平気!)は、「英語ペラペラ化に貢献するアクティビティに時間を使う」ことで、誰でもペラペラになれるというお話をしました。今回は、英語ペラペラ化のための四つのステップを紹介します。

ネイティブとの交流がない人でも実践できる

 英語をペラペラになるために最も効率がいいのは、ネイティブスピーカーとガチでコミュニケーションを取る時間を多く持つことです。ネイティブと仕事でやり取りする、趣味が同じネイティブと遊ぶ、といった具合です。しかし私もそうですが、何しろ相手が必要になるので、こうした方法を採るのは難しい人が多いでしょう。

 以下で紹介する四つのステップは、ネイティブスピーカーと常時交流するのが難しい人でも実践できる「英語ペラペラ化に貢献するアクティビティ」で、「音」を中心にして練習します。ネイティブスピーカーがそうであるように、人間は読み書きの前にまず、聞いたり、自分の口でしゃべったりして語学を習得していきます。このため、まず音を中心にして英語を学ぶことをオススメします。

 英語ペラペラ化だけが目的でなく、英語を全体的に習得したいと考えている人も、英語ペラペラ化のための練習を早めにやっておくのがよいと思います。前回お話ししたように、英語のペラペラ化はボキャブラリなどを学ぶよりも早く(半年~1年程度で)習得できますし、実際に自分が英語をペラペラとしゃべれるようになると、嬉しくなって英語勉強のモチベーションが上がります。さらに英語がペラペラになると、語彙や表現、リーディングなどが勉強しやすくなるというメリットもあります。

 各ステップについては以前の連載(ペラペラ化を阻む「最大の敵」 )や書籍でも触れていますが、ほんの少し新しい要素を加えています。少し長いですが、自分のペースで読み進めていってください。ではさっそく見ていきましょう!

英語勉強法セミナーの様子
書籍を出版した際に実施した英語勉強法セミナーの様子