シャープが、インドネシアをはじめとするASEAN地域で、人気キャラクター「ドラえもん」を活用した販促キャペーンを展開している。

 高橋興三社長は、「ASEAN全域において、ドラえもんの認知度や好意度は高い。夢を与える、日本発などのポジティブなイメージが、シャープのブランド向上に寄与する」と、このキャンペーンの狙いを語る。

日本の現代文化のイメージやテクノロジー+家族思い=ドラえもん

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 シャープがドラえもんを起用して展開しているキャンペーンは、「ASEAN LOVE.LIFEキャンペーン」と呼ばれるものだ。

 対象となる国はインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン。インドネシアでは先行して2013年12月から大画面液晶テレビ「BIG AQUOS」で同キャンペーンを展開してきた。2014年1月からは冷蔵庫、エアコンに対象を広げ、訴求活動を開始している。

 このキャンペーンでは、ドラえもんをテレビCMや新聞広告、オンライン広告、店頭展示などに起用し、日本の現代文化のイメージや、ジャパンテクノロジーとしての強みを訴求。またドラえもんが持つ“家族思い”の姿勢が、LOVE.LIFEキャンペーンの「家族の生き生きとした暮らしを支援していく」という狙いに合致しているとシャープは説明している。

 アジアの量販店店頭でも、ドラえもんと家族をイメージした商品展示をする予定だ。