クラウド、ビッグデータ、モバイル、セキュリティなど、ICTの最前線にフォーカスする専門展「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット/Security」(主催:日経BP社)が2014年2月26日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開幕した。

写真●「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット/Security」の受付の様子
写真●「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット/Security」の受付の様子
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 午前10時からのキーノートには、「多事業・グローバル企業におけるIT統合-クラウド技術の活用の実際」と題して、HOYA グループ情報システム統括責任者の近安 理夫氏が登壇。各事業部門が完全に独立した事業体としてすべての戦略・実行に責任を負うHOYAグループの企業ガバナンス体制や、同グループのIT(サーバー/ネットワーク、グループウエア、アプリケーション)の現状を紹介したうえで、コスト削減、柔軟なインフラ、DR/セキュリティを目的とする、クラウドを活用した「Hoya IT Optimization Project」(HITOP)について、詳しく紹介した。

 午前10時に始まったもう一つのキーノートでは、「クラウドを取り巻く最新トレンドとマイクロソフトのCloud OS戦略」と題して、日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口 泰行氏とマイクロソフトコーポレーション Windows Azure ビジネス & オペレーションズ ゼネラルマネージャーのスティーヴン・マーティン氏が登壇。クラウドを取り巻く最新トレンドやマイクロソフトの「Cloud OS」戦略、その核となるパブリッククラウド「Windows Azure」のメリット、日本市場における同社のクラウド事業の最新動向などについて講演した。

 展示会場も、クラウド、スマートフォン&タブレット、ビッグデータ、セキュリティの最新動向を把握しようとする来場者で、早くから賑わった。

 このほかキーノート関連では、2日目の27日午前10時に「楽天の『大胆な』データサイエンス革命:なぜ楽天のデータサイエンスが興奮するのか」と題して、楽天 執行役員 ビヘイビアインサイトストラテジー室 室長 北川 拓也氏が登壇。楽天におけるデータサイエンスやビッグデータの活用事例を紹介する。