Hitach Incident Response Team

 2月23日までに明らかになった脆弱性情報のうち、気になるものを紹介します。それぞれ、ベンダーが提供する情報などを参考に対処してください。

米アドビ システムズ Adobe Flash Player 12.0.0.70リリース:APSB14-07(2014/02/21)

 スタックオーバーフロー並びにメモリーの2重解放(double free)に起因し、任意のコード実行を許してしまう脆弱性(CVE-2014-0498、CVE-2014-0502)、メモリーリークに起因し、メモリーのアドレス配置のランダム化に関する情報漏洩を許してしまう脆弱性(CVE-2014-0499)を解決したAdobe Flash Player 12.0.0.70、Adobe AIR 4.0.0.1628がリリースされました(図1)。既に、脆弱性(CVE-2014-0502)を悪用した侵害活動が確認されています。

図1●Firefox 27.0、Thunderbird 24.3での対応
図1●Firefox 27.0、Thunderbird 24.3での対応

図1●Adobe Flash Playerのリリース状況