300超の設定項目を解説ハード選定にも踏み込む

 分散バッチ処理ソフト「Hadoop」のサポート企業に勤務する技術者が執筆した、Hadoopの運用管理ガイド。

 300以上もあるHadoopの設定項目を紐解き、数十~数百台のPCサーバーから成るクラスターを安定稼働させる上での推奨設定を解説する。2013年秋に正式リリースされた「Hadoop 2」が備えるクラスター管理サーバー(ネームノード)のHA(高可用性)構成も念入りに解説している。「ハードディスクに『RAID』を使用してはならない」「ネットワーク構成は、通常のツリー型ではなく、サーバー間通信(東西通信)に強いファブリック型を選ぶべき」といった、Hadoopならではの「新常識」を豊富に紹介していることも特徴だ。


Hadoopオペレーション
エリック・サマー 著
Sky 玉川 竜司 訳
オライリー・ジャパン発行
3360円(税込)