写真1●ThinkPad 8
写真1●ThinkPad 8
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 「ThinkPad 8」は、レノボによる8インチクラスの小型Windowsタブレットだ(写真1)。ThinkPadシリーズとしては初となる小型Windowsタブレットとして、2014年のCESで発表され、その後日本国内でも発売された(関連記事:「ThinkPadは変化を恐れない」、レノボがThinkPadシリーズの新製品を発表)。

 レノボはすでに8インチのWindowsタブレットとして「Miix 2 8」をリリースしており好評を博しているが、ThinkPad 8はさらにスペックを強化。8.3インチの大型画面はフルHDと高精細になり、現時点では小型Windowsタブレットとしてクラス最強のスペックを誇っている。

 今回はこの「ThinkPad 8」を詳しくレビューしていきたい。

小型タブレットとしてはやや高く、5万円台から購入可能

 今回レビューするThinkPad 8の主なスペックを以下に示す。詳しい仕様については、レノボ・ジャパンのWebサイトを参照いただきたい。

CPU: Intel Atom Z3770 1.46GHz
メモリ: 2GB
ストレージ: 128GB eMMC フラッシュメモリ
GPU: Intel HD Graphics
ディスプレイ: 8.3インチ・WUXGA (1920×1200ドット)・
タッチ対応
OS: Windows 8.1(32ビット)

 オンラインの直販サイトでは、Windows 8.1モデル(5万7750円から)とWindows 8.1 Proモデル(6万1950円から)の2通りが提供されている。同じレノボの小型WindowsタブレットであるMiix 2 8が、4万円台前半から購入できることと比べるとやや高く感じるが、基本スペックは大きく異なる。

 Miix 2 8とThinkPad 8を比較すると、プロセッサはAtom Z3740からZ3770に、ディスプレイは8.0インチ・HDから8.3インチ・フルHD(WUXGA)とハイスペック仕様になっている。さらにThinkPad 8ではMicroUSB 3.0ポートやMicroHDMIポートを搭載するなどインタフェースも充実しており、拡張性が高い点も特徴だ。

 他にも法人利用では、全世界において同一スペックでの注文に対応するなど、ThinkPadシリーズに共通の特徴も備える。