スマートアグリとは、スマートアグリカルチャー(Smart Agriculture)という造語の略で、最新のITを利用した農業技術のこと。農作物の育成工程にセンサーやビッグデータなどのITを活用して、生産性や品質を高める。既に富士通やNECなど大手IT関連企業が、スマートアグリ分野に進出している。

 スマートアグリの基本はハウス栽培で、季節や天候、場所に左右されずに農作物にとって理想的な環境を作り出す。例えば温度や湿度、日射量などの情報を無線センサーで収集。そのデータを分析することで、最適な温度や湿度、生育状況に応じた肥料の量などを自動的に調整する。