ほとんどのスマートフォンには、カメラやGPS、加速度センサーなどの機能が内蔵されている。これらの機能を利用して、紙の手帳のメモ欄に手書きするよりも簡単に、さまざまな記録ができるアプリは多い。

 ここでは、12本の記録アプリを分野別に紹介する。いずれも無料だ。

【支出管理】レシートの撮影だけで金額を入力できる

 支出管理系のアプリでは、店舗などで受け取ったレシートを撮影するだけで、金額や品目などのデータを入力できるものがある。家計管理アプリの「Zaim」では、光学文字読み取り機能によって、レシートの文字をテキストに変換する(図1)。

図1 家計管理アプリ。購入時のレシートを撮影すると、自動文字認識(OCR)機能によってデータを登録できる。費目ごとの支出比率を確認するのも簡単だ
図1 家計管理アプリ。購入時のレシートを撮影すると、自動文字認識(OCR)機能によってデータを登録できる。費目ごとの支出比率を確認するのも簡単だ
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 自動車の燃費管理アプリ「e燃費」では、レシートを撮影すると、運営会社のサーバーに画像が送られ、人が画像を見てデータを入力するので、間違いが少ない(図2)。

図2 ガソリン給油時のレシートを撮影して送信すると、オペレーターが燃費などの数値を入力してくれる
図2 ガソリン給油時のレシートを撮影して送信すると、オペレーターが燃費などの数値を入力してくれる
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