米アマゾン・ウェブ・サービスが提供するクラウドサービス。サーバー「EC2」やストレージ「S3/EBS」などを従量課金で利用できる。料金には、データセンター内の電源や空調費用、運用人件費なども含まれる。「Hadoop」や「仮想ネットワーク」といった新サービスをいち早く世に出すなど、IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)の“お手本”になっている。

 ライバルによる、アマゾン包囲網の動きは激しい。米グーグルは2013年末にIaaS「Google Compute Engine」を開始。同社のPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)である「Google App Engine」を連携させた利用法を視野に入れる。「Windows Azure」を展開する米マイクロソフトも2013年にIaaSを追加した。米IBMは、2013年7月に買収した米ソフトレイヤーのIaaSを拡充中である。