2001年10月の登場以来、長らく愛用された「Windows XP」のサポートがいよいよ2014年4月9日で終了する。サポート終了まで3カ月を切ったいま、アキバの中古ショップでも駆け込み的なパソコンの買い替え客が増えている。
意外なのが、中古品は最新のWindows 8モデルではなく、ひと世代古いWindows 7モデルがよく選ばれているということ。中古品を取り扱うビートオン 秋葉原店の石山祐輔氏は、「中古パソコンの売り上げの70~80%はWindows 7モデルが占めるほど」と語る。
現在新品で入手できるWindows 8モデルと比べてスペックの劣るWindows 7搭載の中古パソコンがあえて選ばれる理由や、程度のよい中古品を購入するための豆知識、中古品をより快適に使うためのノウハウなどを、中古ショップの担当者に聞いた。
Core 2 Duo搭載のモバイルノートPCが人気
現行機にはない装備を求める人も
ビートオンでの中古パソコンの売れ筋は、3年から5年ほど前に発売されたモバイルノートPCだという。同店では、パナソニックの「Let'snote T9 CF-T9JWFCPS」(3万4800円)や「Let'snote N8 CF-N8HWCCPS」(3万2014円)、レノボ・ジャパンの「ThinkPad X200 7454-PU3」(2万7800円)など、定番シリーズのWindows 7搭載モデルが人気だという。Windows 8モデルは、まだ高値で安定していることに加え、画面や操作性がWindows XPと大きく異なることが敬遠され、売れ行きはあまり芳しくないという。