Google Glassをかけて生活すると、めっきりスマートフォンを使わなくなった。写真撮影に関しては完全にスマートフォンからGoogle Glassに乗り換えた。ポケットからiPhoneを取り出し、ボタンを押し、カメラ・アイコンをスライドする代わりに、見た瞬間にウインクするとGoogle Glassで写真が撮れる。ハンズフリーで右目でシャッターを切れる。写真だけにとどまらず、ウインクしてデバイスを操作する「瞬きインタフェース」となり、ヒトとマシンの関係が根底から変わろうとしている。

写真
(シリコンバレーのコンピュータ歴史博物館は歴史に名を残す機器を展示している。Street Viewのコーナーでは自動車に乗ってスクリーンを見ながら街並みを走る。)

シャッター・チャンスに遭遇するとウインクして写真撮影

 Google Glassを使い始め、スマートフォンと比べ、写真撮影量が10倍になった。Google Glassで写真撮影を瞬時に行えるため、いいと思った光景をカメラに収めていくと、気が付くと大量に写真がたまっていた。写真撮影には4つの方法がある。「ok glass, take a picture」と語りかけるか、「Take picture」カード(上の写真右上部分)にタッチするか、グラス・フレーム上部のボタンを押すか、右目をウインクすると撮影できる。使ってみて圧倒的に便利なのがウインクで、見た瞬間にシャッターを切れる。手に鞄を持って歩きながら、撮りたいシーンに遭遇すると、ウインクするだけでハンズフリーで撮影できる。Google Glassがオフ(待機状態)でも、ウインクするだけでいきなり撮影できる。スマートフォンではアプリを起動するまで手間がかかり、シャッター・チャンスを逃がすこともしばしばであった。