「相手を納得させること」が必要な文章において重要なのは、読み手に納得してもらい、「確かにその通りだ」と思わせることです。最初に「説得力がない」と思われると、以降のすべての文章に疑問、不満が残ります。この結果文章は説得力を失い、相手を納得させることはできません。

 相手の納得感を高めるには、最初に「主張」(○○をしたい、◇◇をするべきだ)を行い、さらに、必ず理由付けをします。理由には納得感の高いものを複数準備しておき、必要に応じて書きます。

 理由の納得感を高めるには、「実際に発生した事例や出来事」や数字を使うことが有効です。逆に曖昧な表現(とても効果的、すごくメリットがある、かなり有効など)を使った表現は、説得力を弱めてしまいますので避けるべきです。

<文章に説得力を持たせる方法>

  1. 主張(結論)とその根拠(理由)の関係を明確にする
  2. 理由は納得できるものを使う
  3. 理由は事実に基づくものや数字など客観的なものを使う
  4. 理由には、抽象的な表現(すごく○○、かなり◇◇、とても△△など)を使わない。