IoT(Internet of Things)とは、家電や自動車など多種多様な「モノ」がインターネットにつながり、お互いに情報をやり取りすることで新しい価値を生み出すという概念だ。「モノのインターネット」や「Internet of Everything」と呼ばれることもある。

 情報を収集するためのセンサーや、情報送信に必要な無線通信機器、情報を集約して分析するためのクラウド基盤など、IoTは巨大市場を生み出すと期待されている。米ガートナーは、2020年にはモバイル端末を含め、300億個の多種多様なモノがインターネットにつながると予測。IoTが創出する経済的付加価値の総計は、2020年には1.9兆ドルに達すると推定する。