情報サービス産業協会(JISA)の賀詞交歓会に行ってきました。景気回復への期待が高まっているのか、多くの参加者で盛り上がっていましたが、印象的だったのは参加者に中国の方が増えていることです。

 日中関係の冷え込みがよく話題に上ります。「IT業界の状況は違うようですね」と、JISA関係者に話したのですが、返ってきた答えは予想外のものでした。

 「技術者のコストが高くなってオフショア拠点としての中国の魅力は薄れている。ベトナムなどへ拠点を変える企業も増えてきた。日中関係悪化でさらに仕事が減ってはかなわない、という危機感から参加者が増えているのではないか」というのです。

 懇親会の席上ではみなさん、にこやかに会話されていましたが、グローゼーションとの付き合いは一筋縄ではいかない、と改めて感じさせられました。