前回に引き続き今回は、2013年後半に目立ったセキュリティにまつわる事件を振り返る。Webサイトを構築するためのプラットフォームが狙われたほか、インターネットに古くからある仕組みを悪用した攻撃が頻発した。標的型攻撃では従来と形を変えた“待伏せ式”の攻撃が出現し、現金の不正窃取など攻撃の被害も実社会と密接にかかわるものが増えてきた。ユーザーは従来にも増して、自分が狙われたときに攻撃をかわせるだけの当事者意識が求められるようになった。