ここまで紹介してきた10のコマンドのほかに、知っておくと便利な20のコマンドを列挙した。「コマンドプロンプト関連」「ファイル操作」「システム関連」「その他」に分類したが、どれも覚えておいて損はないはずだ。

コマンドプロンプト関連
cls  画面上の文字を消去する。新たな作業を開始するときにあらかじめ実行しておくと、見やすくなる
exit  コマンドプロンプトを終了する。バッチファイル内で「/B」を付けると、コマンドプロンプトではなく、バッチプロラムを終了する処理を行う
start  コマンドプロンプトをもう1つ起動する
title タイトル名  コマンドプロンプトのウインドウ上部に表示されるタイトルを変更する。複数のコマンドプロンプトを起動するときに、作業名などに変更しておくとわかりやすい
ファイル操作
fc ファイル1の名前 ファイル2の名前  ファイル1とファイル2の内容の違いを表示する
find "文字列" ファイル名  テキストファイルから、指定した文字列がある行を表示する
findstr "文字列1 文字列2" ファイル名  テキストファイルから、指定した文字列1と文字列2を含む行を表示する。文字列1と文字列2は連続している必要はない
more ファイル名  指定したファイルの内容を表示する。表示内容が画面内に収まらないときは途中で止まり、スペースキーを押すと続きが表示される。別のコマンドを実行するとき、Enterキーを押す前に「|more」と打ち込むと、コマンドの実行結果が画面内に収まらない場合にスペースキーを押して順繰りに表示されるようにできる
type ファイル名  指定したファイルの内容を表示する。moreコマンドと違って、表示内容は画面に収まらないときはスクロールされてしまう