nbtstat(エヌビーティースタット)コマンドは、netコマンドと同じく「Windowsネットワーク」という、Windowsが提供するネットワーク機能を管理するためのコマンドである。Windowsネットワークでは、コンピュータ同士が「コンピュータ名」を使って通信できる。これを実現するプロトコルが「NetBIOS(ネットバイオス)」で、NetBIOSをIPネットワーク上で実現する仕組みを「NetBIOS over TCP/IP」という。コマンド名に含まれる「nbt」は、NetBIOS over TCP/IPを意味する。

よく使う書式

 Windowsネットワークにつながるコンピュータは、スタートメニューにある「ネットワーク」(Windows XPでは「マイ ネットワーク」)で一覧表示できる。しかし、「特定のコンピュータとだけ通信できない」「一部のコンピュータだけが一覧の中に表示されない」といったトラブルが起こってしまうことがある。nbtstatは、このようなWindowsネットワークのトラブル解決に役立つ。