2013年度上期(2013年4~9月)の連結決算が増収増益だった富士通。特に営業利益は前年同期比49.6%増と大幅に改善した。主力のテクノロジーソリューションが好調で、国内では金融や公共向けのITサービスが伸びたという。通期の売上高予想も上方修正している。

 一方、携帯電話事業では苦戦が続く。上期決算では200億円超の赤字を計上した。それでも、NECやパナソニックとは異なりスマホ事業から撤退はせず、「ARROWS」ブランド中心に巻き返しを図る。