本当に携帯メールを使わなくなりました。ちょっとした連絡に使うのはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。Twitter、Facebook、最近ではLINEを使う機会も増えました。スマートフォン利用者なら、各種のパソコン用メールサービスが使えます。気が付けば、受信するのはセールのお知らせやクーポンが大半です。なくても不自由ないという方も多いでしょう。

 文字数を気にせずに携帯メールを使えるようになったのは2000年を過ぎたころだったでしょうか。モバイルインターネットの便利さを実感させてくれるサービスでしたが、急速にレガシー化していると感じています。「NTTドコモがメールサービス拡充、docomoアドレスがパソコンから利用可能に」を読みながら、こんなことを考えていました。

 6年近く前ですが、「メール依存から脱却進む,2.0系が現実の選択肢に」という記事を書いたことがあります。マイクロソフトのYammerやセールスフォース・ドットコムのChatterなども普及し始めており、的外れな内容だったとは思いませんが、携帯メールがここまで使われなくなるとは予想していませんでした。ドコモのサービスは便利ですが、時代の流れを変えるのは難しいでしょう。

 SnapChatやVineのような動画を通じたコミュニケーションも広がっています。スマートウオッチやメガネ型端末などが普及すれば、スマホを手に持つ姿も減っていくかもしれません。今から5、6年先、人はどんな形でコミュニケーションするようになっているのでしょうか。