「ソーシャル/CMO」分野の1位は、2013年1月に無料通話・メッセンジャーアプリ「LINE(ライン)」の利用者が1億人を突破したという記事だ。その後、同年11月には3億人を突破しており、1月のニュースはすでに古くなってしまった。その間、LINE(旧社名NHN Japan)は常にこの分野の話題の中心であり続け、20位以内に合計4本がランクインした。

 2位にランクインしたビズリーチの「codebreak;(コードブレイク)」のニュースは他の上位陣とは明らかに異質だ。Web系エンジニア向けのコラボレーションツールを取り上げた記事。IT技術者が多いITproの読者層を反映して多数のアクセスを得た。SNSのようなツールが登場する以前から、IT技術者の間ではさまざまなコミュニティーが存在し、情報交換がされてきた。2014年以降、この方面へのソーシャルメディアの発展にも注目したいところである。

 3位6位はJR東日本グループの「ビューカード」で活躍するCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)の活動を1人の記者が丹念に追った記事だ。初回の「IBM辞め起業したデータ分析の三銃士、顧客のビューカードは彼らの「CMO代行業」に期待」と合わせた3部作で、CMOの実態や思考回路を描き出している。ぜひ3本合わせて読み返していただきたい。

 4位以下は、ソーシャル分野のビッグネームであるFacebook、Google、Twitterに関するニュース記事が大半を占めた。2014年もLINEとこれら米国勢3社がこの分野の話題をリードしそうだ。

2013年ソーシャル/CMO関連記事ランキング
(2013年1月1日~12月6日)
1位【ニュース】無料通話アプリ「LINE」のユーザー数が1億人突破、開始19カ月で大台に
2位【ニュース】「世界で活躍するITエンジニアの基盤に」、ビズリーチが無料リポジトリなど新サービス発表
3位【記者の眼】IBM辞めたデータ分析の三銃士がビューカードに入り込んで5カ月、何が変わったか社長に聞いた
4位【ニュース】Facebook、「News Feed」のデザイン変更を発表、写真を重視
5位【ニュース】Googleがヘルスケアの新会社を設立、CEOにApple会長が就任
6位【記者の眼】初公開!IBM辞めたギックスの3人はこうやってビューカード400万会員のデータを分析している
7位【非マーケッターのためのソーシャルメディア】イノベーションとマーケティングの結合へ、シャープの「勇気」が切り開いた生活者との接点
8位【週末スペシャル】首都圏の雪予報、プロがなぜ「ユーザー投稿」に負けた?
9位【ニュース】NHN Japanがヤフーと検索分野で提携へ
10位【ニュース】ミクシィの笠原社長が退任、30歳の朝倉氏が新社長に
11位【SNSと企業の一歩進んだ付き合い方講座】相次ぐプラットフォームの仕様変更、企業はどう対応するべきか
12位【ニュース】Facebook、Likeボタンのデザインを変更、親指マークは消滅
13位【ニュース】NHN JapanがLINE連携のグループ交流ツール「LINE BAND」開始
14位【ニュース】Facebook Messengerに音声メッセージ機能、近く通話も可能に
15位【ニュース】Twitterが日本でも公認製品プログラムを開始、NTTデータなどを認定
16位【ニュース】LINE、スマートフォン向けニュースアプリ「LINE NEWS」を提供開始
17位【ニュース】Google Reader予定通り終了、データの保管は7月15日まで、ダウンロードをお忘れなく
18位【ソーシャルリスニングで何ができるか】深夜の景気づけに“ながら”飲用されるレッドブル、市場シェアと“共有”シェアは異なる
19位【ニュース】Google Drive、Gmail、Google+フォトの無料ストレージがまとめて15GBに
20位【ニュース】Facebook、「Vine」遮断の報道を受け一部アプリに対する措置を説明