高齢化が進む日本で、医療が注目を浴びている。刻々と増えていく医療費のこれ以上の膨張を押しとどめながらも、提供する“医療サービス”の質を上げる必要がある。そのために不可欠なのがITだ。

 ITは今、医療の形をどんどん変えている。まだ変革は緒に就いたばかりだが、何年か後に振り返った時、病院や診療所に出向いて、医師と一対一で向き合う形態でしか医療サービスを受けられなかった時代が、とても奇妙に思えるようになるかもしれない。