システム部門の組織体制を2009年に変えて、名称も業務改革本部としています。あえて「業務改革」を打ち出した狙いと効果を教えてください。
知名 業務改革本部には、業務改革部と情報システム部の2つがあります。合わせて約30人が所属しています。
業務改革を打ち出したのは、「あらゆる無駄を省いて、優先順位の高いテーマに特化して仕事を進めよう」という経営方針に基づくものです。コアとノンコアの業務に分けて、最適な業務プロセスを設計し、コアの業務に従業員をシフトして競争力を高める。このために業務改革部を作ったのです。つまりシステム構築がメインではなく、業務で成果を出すことが大切です。
我々は以前から、利用部門の要求に合うように情報システムを一生懸命作ってきました。でもそれによって、「利用部門の生産性が上がったのか」あるいは「会社にとって大きな成果を出せたのか」と聞かれると、ちょっとクエスチョンマークという部分もあります。