pr
印刷用にファイルを整形する(1)
構文
pr [オプション]... [FILE]...
オプション
+FIRSTPAGE[:LASTPAGE] | 開始ページをFIRSTPAGEに、終了ページをLASTPAGEに指定する |
-COLUMN, --columns=COLUMN | 1ページあたりの段組の数をCOLUMNに指定する(デフォルトは1)。-mと同時に指定できない |
-a, --across | 段組の場合、段組みの行の進行方向を縦方向ではなく横方向に進める |
-c, --show-control-chars | 制御文字も表示する |
-d, --double-space | 行間に空行を挿入する |
-D, --date-format=FORMAT | ヘッダの日付の書式を指定する(dateコマンドの書式に準じる) |
-e[TAB[WIDTH]], --expand-tabs[=TAB[WIDTH]] | TABに指定したタブ文字をWIDTHで指定した個数のスペースに置き換える |
-h HEADER | ヘッダのファイル名表示の代わりにHEADERに指定した文字列とする |
-i[TAB[WIDTH]], --output-tabs[=TAB[WIDTH]] | WIDTHに指定した個数のスペースをTABに指定したタブ文字に置き換える |
-J, --join-lines | 1ファイルを1段として、全てのファイルを並べて出力する |
-l LINE | ヘッダおよびフッタを含むページの行数をLINEに指定する(デフォルトは66行) |
-m, --merge | 指定したファイルを段組にして出力する |
-o, --indent=MARGIN | 左マージンをMARGINに指定する |
-T | ヘッダおよびフッタを出力しない |
-w, --width=PAGE_WIDTH | ページの横幅(桁)をPAGE_WIDTHで指定する(段組の場合) |
-W, --page-width=PAGE_WIDTH | ページの横幅(桁)をPAGE_WIDTHで指定する |
FILE | ファイルを指定する |
説明
印刷に適した形式にテキスト・ファイルを整形する。デフォルトではヘッダが追加され、標準出力に出力される。
使用例
/etc/servicesファイルを、1ページあたり40行で、1ページ目から3ページ目までを出力する。
$ pr -l 40 +1:3 /etc/services