コマンドの実行結果をドキュメントとして残しておくと、あとから通信ログや統計データとして活用できます。そのために覚えておきたいのが「リダイレクト」という機能です。
例えば、接続先のサーバーがネットワークにつながっているかどうかを確認するコマンドとしてpingコマンドがあります。ちょっとした疎通確認であれば、画面に表示された結果を見れば事足ります。もし、ログとして記録を残しておきたい、統計をとりたい、と思うなら、リダイレクト機能を使って実行結果をファイルに保存するとよいでしょう。
リダイレクトを使うときは、コマンドの後ろに「>」や「>>」を入力し、続けて結果を書き込むファイル名を指定します(写真1)。指定したファイルが存在しない場合、パソコン側で新規にファイルを作成し、そこに実行結果が書き込まれます。