基幹系システムと情報系システムに分けて、要求定義の手順を示した本。「(1)戦略と目的を確立する」「(2)スコープを設定する」「(3)対象ユーザーを洗い出す」のように、13個あるいは11個のプロセスで手順を構成。成果物のサンプルを示しており、どのようにして何を作ればよいのかを具体的に理解できる。

 本書は、2006年初版発行のロングセラーの改訂版として、著者が7年間でさらに積み上げた経験を基に、大幅に加筆修正した。要求が漏れる原因についての解説を追加したのに加え、要求定義の要である業務設計と機能要求の作成の手順に関して全面的に内容を見直した。さらに、全体にわたって図版を増やし、具体的・実践的な内容を多く盛り込んだ。

なぜなぜ分析 管理


本当に使える要求定義 改訂版
木村 哲 著
日経BP社発行
3990円(税込)