前回はプライベートDMPの4つのインプットと題し、情報種別と情報入手経路の2軸4象限に基づくインプット分類を行い、結果として「顧客の属性・行動の網羅的把握」に基づくデータドリブンマーケティングが可能になることを述べた。今回は、プライベートDMPを活用したデータドリブンマーケティングにおいて、特に期待される4つの領域を考察してみたい。

 結論から言えば「広告配信」「OnetoOneマーケティング(デジタル/オムニチャネル)」「顧客分析」「マーケティングROI」の4分野で、効果を発揮する。具体的に見ていこう。