楽天は2013年11月26日、東証1部への株式上場市場変更を発表した。12月3日から実施される。同社は長らく東証JASDAQ(スタンダード)に上場していたが、東証1部への変更で名実ともに日本を代表する企業になる。市場変更のニュースは株価を押し上げ、株式時価総額は2兆円を突破した。これはコマツや京セラ、ソニー、東芝といったグローバル規模の製造業とほぼ同水準である。

 この1カ月、それでなくても「楽天」という言葉をテレビ・新聞やWebサイトで目にしない日はなかった。しかも経済・ビジネス分野だけではなく、スポーツ、テクノロジー、社会、政治などあらゆる分野のメディアで登場し続けた。