連載
ASEANから中東への玄関口に、日本と連携狙うマレーシアICT産業
目次
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欧米より普及率が高いスマホ先進国、新興企業も続々登場
意外にも思われるかもしれないが、マレーシアは欧米の先進国よりも「スマートフォン先進大国」といえるほど、普及率が高い。そこから新しいビジネスも生まれている。日本のICT企業にとっても、このマーケットを見逃す手はないはずだ。
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企業と大学がコラボレーション、国を挙げてICT人材を育成
マレーシアは、石油やガスなどの資源輸出や製造業に加えて、知識集約型の通信情報サービス産業であるICT産業を育てることで、2020年に先進国入りすることを国策としている。国内のICT企業の育成と外資系企業の誘致、ICT人材の教育を目的に政府直轄の機関、マルチメディア開発公社(MDeC)も組織している…
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日本人起業家も登場、ゲームや研修などアプリビジネス多彩に
マレーシアはICT分野の強化策の一つとして、コンテンツ産業の育成を図っている。現地企業だけでなく、最近は日本人がマレーシアで起業するケースも出てきている。なぜマレーシアはコンテンツ産業を重視するのか、どんな起業メリットがあるのか。ゲームビジネスを中心にいくつかのケースを見てみよう。 ソフト産業の実…
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ASEANから中東への玄関口に、日本と連携狙うマレーシアICT産業
ASEANでは国民所得がシンガポールに次いで2番目に高いマレーシアが、ICT産業の発展に積極的に取り組んでいる。国策として「CCI(コミュニケーション、コンテンツ、インフラ)」の強化を掲げており、2013年5月には通信マルチメディア省が設置された。日本のICT企業の誘致にも注力しており、税制や労働…
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コミュニケーション、コンテンツ、インフラの「CCI」で新たな成長戦略掲げる
日本ではシニア層のリタイアメント先としてナンバーワンの人気を誇るのがマレーシア。これまではあまり知名度は高くなかったが、住み易さや不動産投資先などでもここ数年、日本人の間で有名になってきている。外国からの直接投資も、国別では2012年に日本がトップになるなど、日本とのつながりが次第に深まっている。
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