複合機乗っ取りテロとでも言えばいいのでしょうか、新手のサイバーテロの記事に目が釘付けになりました。本日公開した「Anonymousの新手のサイバーテロか、複合機が勝手に数万枚の印刷物を出力」です。

 被害に遭うと、トナーで真っ黒に塗りつぶした中に国際連合の旗を皮肉ったような図案と「ANONYMOUS」という文字が浮かび上がる紙が大量に打ち出されるのです。自分の勤める会社の複から異様な紙が大量に打ち出される光景は気持ちのいいものではありませんが、問題はほかにもあります。

 トナー、コピー用紙が無駄に使われることで経費が発生するのです。1枚ならわずかのコストかもしれませんが、何万枚になれば無視できるものではないでしょう。

 先ほど掲げた記事にある「地味かつ甚大な被害」という表現のとおりです。インターネットから複合機の情報を閲覧できない状態に設定しておけば乗っ取りは防げるようですが、サイバーテロの攻撃手法の進化には驚かされます。

 しばらくはサイバーテロとの戦いは終わりそうにありません。