日立製作所の2013年度上期(2013年4~9月)の連結決算は、売上高が4兆4706億8600万円で前年同期比2.6%増、営業利益は1734億8100万円で同6.0%増と増収増益だった(図1)。

図1●日立製作所の2013年度上期(2013年4~9月)連結決算(日立製作所の発表資料より)
図1●日立製作所の2013年度上期(2013年4~9月)の連結決算(日立製作所の発表資料より)
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 「これで16四半期連続で黒字を達成でき、構造改革によって黒字体質が定着してきたと認識している」(日立製作所の代表執行役 執行役副社長CFOの中村豊明氏)。

 営業利益は前年同期より約98億円、増えた。売価の下落や操業度の悪化、原材料の高騰などのマイナス要因があったものの、円安の影響や原価低減などの努力により、前年同期比よりプラスにすることができたという。