2014年4月のWindows XPサポート終了に伴うPCの特需が具現化しています。本日公開した「国内PC市場が6四半期ぶりにプラス成長、XPサポート終了に伴う買い替え需要がけん引」のタイトルのとおりです。

 この記事によれば、「ビジネス市場は、Windows XPサポート終了に伴う買い替え需要が大きく、同比21.3%増の259万台だ」といいます。日本ヒューレット・パッカードの大手販売代理店からは、ビジネス向けPCの絶好調ぶりを耳にしたばかりです。中間決算は不調だったNECの遠藤信博社長も、XPサポート終了に伴う特需については業績に関する好材料として話していました。

 ただ先行きは楽観できません。Windows 8.1発売前の買い控えがあったのかもしれませんが、家庭向けのPCは前年同期比で24.6%減で、減少に歯止めがかかっていない状況です。XPサポート終了に伴うビジネス向けPCの特需が終わった後、市場全体をどう盛り立てていくのか、マイクロソフトとメーカーの力が試されることになります。

 そろそろ使っているノートPCも古びてきました。思わず欲しくなる新製品の登場がすることを期待しています。