「日産GT-R」の開発者として知られる水野和敏氏が著した仕事術の解説書である。水野氏は、日産が誇る名車の1台である「プリメーラ」を開発するなど、早くから活躍していた自動車設計者だった。ところがあるとき、レース監督への異動を命じられる。このとき水野氏は「“自動車マン”としての人生は終わった」と思ったという。ところが、レースの玄人ではとても思いつかないような発想をして大きな成果を上げた。