米マイクロソフトは、日本時間10月17日午後8時からアプリ配信サービス「Windowsストア」において、現行のWindows 8を8.1へアップデートするアプリ配信を始めた。
このアップデートは無償で行われるため、ユーザーは従来のサービスパック的な扱いと思われるかもしれないが、変更点は多岐にわたり、もはや単なるバグフィックスの範囲をはるかに超えた内容になっている。
そこで今回のWindows 8道場は、Windowsストア経由で行うWindows 8.1無償アップデートの方法を紹介する。
アップデートの注意点
それでは早速Windows 8.1へアップデート・・・といきたいところだが、その前に注意点がいくつかある。
最初に、アップデートは同じエディションのWindows 8.1へアップデートされるということ。そして、筆者は未確認だが、設定やアプリケーションはそのまま引き継がれるが、ストアアプリの中には削除されるものがあるらしいということ。
つまり、Windows 8(無印)からWindows 8.1 Proや、x86からx64のWindows 8.1へアップデートすることはできない。また、Windows 8 Enterpriseもアップデートの対象外となっている。そして、削除されたストアアプリがある場合は、ユーザーが再インストールする必要がある。
さらに、アップデートにはMicrosoftアカウントが必ず必要になる。ローカルアカウントでもダウンロードはできるが、設定の際にMicrosoftアカウントを作成することになるので、ない場合は作成しておいた方が作業は楽だ。今回も、Microsoftアカウントでサインインした状態でアップデートを行っている。
次に、もしWindows 8.1へアップデートした後でWindows 8に戻したいと思っても、アンインストールは提供されていない。もし、どうしても以前のWindows 8と同じ状態に戻さなければならない場合を想定するのであれば、ディスクイメージごと保存しておき、ドライブ(パーティション)単位でリストアする必要がある。
最後に、アップデートするWindows 8は、Windows Updateで最新の状態にしておく。そうしないと、Windowsストアに「Windows のアップデート」グループが表示されない(図1)。