米Appleは現地時間2013年10月22日(日本では23日未明)、9.7インチタブレット端末「iPad Air」と、7.9インチタブレット端末「iPad mini with Retina display(以下、iPad mini Retina)」を発表した。
iPad Airは、現行のiPad(第4世代)のディスプレイサイズはそのままに、横幅を約16mmスリム化した“軽量薄型”の新モデル。寸法は240×169.5×7.5mmで、重量も現行モデルに比べて28%ほど軽い469gを実現している。
iPad mini Retinaはその名の通り、「Retina」ディスプレイを採用したiPad miniの新モデル。ディスプレイのピクセル密度は326ppiで、7.9インチでありながらiPad Airと同様の解像度(2048×1536ドット)を誇る。
どちらも64ビット「A7」プロセッサと「M7」モーションコプロセッサを内蔵しており、iPad Airは従来比で最大2倍のCPU性能とグラフィックス性能、iPad mini Retinaは従来比で最大4倍のCPU性能と最大8倍のグラフィックス性能を提供するという。
日本での発売日はiPad Airが11月1日、iPad mini Retinaは11月中となる予定。いまのところ、ソフトバンクはiPad AirとiPad mini Retinaのそれぞれで「Wi-Fi+Cellularモデル」と「Wi-Fiモデル」の両方を、KDDI(au)はiPad Airの「Wi-Fi+Cellularモデル」とiPad mini Retina(取り扱いモデルは未定)を販売することを明らかにしている。注目のNTTドコモは「検討中」の状態だ。
気になる評判だが、報道関係者向けのセッションでiPad Airを触った記者は、469gという重量について「手にとってみると片手でも軽々と持ち上げられる」「毎日持ち歩く用途でも活用できそう」と評価している。実際、9.7インチクラスの競合製品の中で比較したところ、iPad Airは最も軽量になるという。
10月22日におけるiPad以外のAppleの発表
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