2013年9月22日から5日間にわたって、Javaの最大の技術カンファレンスであるJavaOneがサンフランシスコで開催されました。
毎年サンフランシスコで行われるJavaOneも今年で18回、主催がオラクルに変わってから4回目となります。オラクルになってはじめてのJavaOneでは参加者がかなり減ってしまいましたが、年を追うごとに参加者が増えています。
今年も正式な参加者数は発表されていませんが、昨年よりも確実に参加者が増えています。もちろん最盛期の頃にはとても追いつきませんが、再びJavaに注目が集まってきていることがうかがえます。
今年のJavaOneは22日に開催されたストラテジーキーノート、テクニカルキーノートを皮切りに、300以上のセッション、100以上のBOFが行われました。
そこで、2回にわたってJavaOneレポートをお送りまします。前編ではキーノートに関してレポートし、後編では筆者が参加したセッションの中から興味深いセッションについて紹介します。
ストラテジーキーノート
JavaOneはもともとサンフランシスコのモスコーンセンタで開催されてきました。しかし、オラクルが主催になってからモスコーンセンタではOpenWorldが開催され、JavaOneはヒルトン、ニッコー、パーク55の3ホテルで開催されています。
しかし、今年はキーノートだけモスコーンセンタに戻ってきました。とはいうものの、通常のセッションは昨年同様ヒルトンなどのホテルで行われます。
さらに残念なことに今年のキーノートにはサプライズがまるでありませんでした。昨年からの進捗とこれからのロードマップを淡々と発表していくという形式になっています。
とはいうものの、個々のトピックを見ると、注目に値することもあります。そういったことを中心にストラテジーキーノートをまとめてみましょう。
ストラテジーキーノートの全体の司会はJavaプロダクトマネージメント担当副社長Peter Utzschneider氏です(図1)。