写真1●KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏
写真1●KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏
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 国内大手3キャリアの2番手となったKDDIは2013年10月2日、2013年冬モデルとしてスマートフォン6機種を含む計12機種を発表した(写真1、関連記事:KDDIが2013年冬モデルを発表、800MHz LTEの優位性を強調、関連記事:写真で見るKDDIのスマホ6機種など2013年冬モデル)。

 KDDIはAndroidのフラグシップ機を多数ラインアップし「選べる自由」を強調したほか、他社との差異化として「800MHzのプラチナバンドLTE」対応を掲げている。

 第2回のソフトバンクモバイルに続き第3回となる今回は、KDDIの冬モデルについて詳しく振り返ってみよう。

スマートフォン6機種など多数をラインアップ、800MHz LTEを強調

写真2●KDDIはスマートフォン6機種を含む合計12機種を発表
写真2●KDDIはスマートフォン6機種を含む合計12機種を発表
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 KDDIは2013年夏モデルでスマートフォンの機種数を大きく4機種に絞り込んだ(関連記事:夏モデルを4機種に厳選するKDDI、PC並みのサポートを導入)のに対し、冬モデルではスマートフォン6機種、タブレット1機種、フィーチャーフォン2機種、ルーター1機種、フォトフレームやGPS(全地球測位システム)端末2機種の合計12機種という豪華ラインアップを発表した(写真2)。

 スマートフォンは9月に海外で発表したばかりのグローバルモデルをいち早く日本に持ち込んだ。Xperiaシリーズは夏モデルに続き、フラグシップの「Xperia Z1」を投入(写真3)。GALAXYシリーズも「GALAXY Note 3」をラインアップに加えた(写真4)。

写真3●グローバルモデルと同じ3色をラインアップする「Xperia Z1」
写真3●グローバルモデルと同じ3色をラインアップする「Xperia Z1」
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写真4●「GALAXY Note 3」にピンクのS View Coverを装着した状態
写真4●「GALAXY Note 3」にピンクのS View Coverを装着した状態
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 GALAXYシリーズについて、KDDIは2012年の冬モデルとして「GALAXY SIII Progre」を投入している。韓国サムスン電子はGALAXY Sシリーズでは最新の「GALAXY S4」をNTTドコモ専用と位置付けたが、GALAXY Note 3についてはKDDIとNTTドコモの両方で発売する格好となった。ユーザーの視点からすると、キャリアの選択肢が広がったほか、価格面でもキャリア間の競争を期待できるのがうれしいところだ。